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ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ

2017年の5月31日から6月3日まで、イタリアのフィレンツェで開催された世界カテーテル塞栓治療学会(GEST)に参加してきました。

GESTは世界中のカテーテル治療の専門医が集まる学会で年に1度開催されます。
昨年はニューヨーク開催でした。

私、奥野祐次は昨年のニューヨークGESTにて初めて招待されて、運動器カテーテル治療について講演させていただきました。GESTでは招待された人しか講演しないので、お呼びがかからないと話をさせてもらうことはできません。

今年は2度目の講演でした。より多くの世界のカテーテル治療医や関連企業に認知されるので、とても光栄な機会です!

ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ

まず、招待講演なので、宿泊ホテルも学会が提供してくれます(なんと!!)。

今回、用意していただいたのはフィレンツェ駅の駅前にあり、100年以上の歴史のあるかなり由緒正しい重厚な4つ星ホテル、グランドホテルBAGLIONIでした☆☆☆☆


歴史を感じさせる内装と雰囲気にくらくらしました(圧倒される)。

ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ

かつホテルの入り口にはGESTのウエルカムテーブルがあり、学会場までの道のりや、招待者のサポートデスクとなっていました。

ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ
5月31日の夜にホテルに入ったわけですが、翌日に向かったのはGlossetoというイタリア中部の都市です(長靴型のイタリアで言うと「スネ」のあたりにあります)。イタリア人のカテーテル治療医でEdardoというお医者さんが運動器カテーテル治療について非常に興味を持ってくれており、GESTに行く前から連絡があり、ぜひ講演に来てほしい、ということでした。奥野祐次の名前をイタリアの地方都市の人が知ってくれている、というのは大変有り難いことです。

Edoardoの車に一緒に乗りフィレンツェからグロセットまで1時間半ほど走らせました。途中の道のりはいわゆる「トスカーナ」とよばれる田園風景でとても癒されました。
ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ
Edoardoの勤めている病院で講演をし、その後は街中に移動してみんなでランチを食べました。

グロセットは中都市といった感じでした。Edoardoは整形外科の診療もしているので、たくさんの患者さんを診ています。彼は町では有名人で、町を歩いているといろんな人が彼に声をかけていました。このへんの陽気さやフランクさ、気さくな感覚は日本ではあまりないもので、とても癒されました。

帰りにトスカーナ地方の風景写真集をお土産としてもらい、帰路につきました。帰り道はカテーテル企業の社員がガリオーニさんが車で送ってくれました。フィレンツェまでの帰り道の途中にシエナという都市があり、綺麗だからということで少し立ち寄ってくれました。
ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ
シエナは岡の斜面に古くからの住宅が立ち並んでいて、協会や寺院も散在するような、まさしくジブリ映画に出てくるような街並みでした。

グロセットに旅して帰って、翌日はGESTでの発表でした。メインホールでの発表でしたが知り合いのドクターも増えてきたのでそれほど緊張することなくリラックスして話せました。


ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ
夜はGESTでトークをするドクターやその家族が招待されるディナーがありました。ホテルからみんなでバスに乗り(バス3台)、「」川を超えたところにある広い庭のついた素敵なレストランでのディナーでした。はじめは庭でみんなでお酒を飲みつまみを食べながら雑談です。
2013年にイギリスでの国際学会に参加した時は知り合いも全くいなくて、だれからも話しかけられませんでしたが、その後の地道な活動で徐々にいろいろな人に奥野祐次の顔と名前を憶えていただいていたこともあり、今年になるととてもたくさんの人から「調子どう?」とか「俺もお前の治療をやりたいと思ってるよ」などと話しかけてもらう機会が増えてきました。
大変有り難いことです。

イタリアのディナーの開始はとてもゆっくりです。日が落ちるのが夜9時くらいと遅く日が落ちてから正式なディナーが始まります。日本人の先生方のテーブルにつきました。国立がんセンターの院長の荒井先生や曽根先生、大阪大学の大須賀先生、大分大学の清末先生や富山の宮山先生、奈良医大の田中先生など、日本の放射線科カテーテル治療の分野においてトップで活躍する先生方からいろいろな話を聞くことができてとても光栄な機会でした。


ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ
フィレンツェもほかのイタリアの都市と同様に日差しが強い。6月初旬の熱い日差しを浴びながら、街中を散歩することもできました。ふらっと入った何気ないレストランのパスタやジェラートがおいしくて感動しました。特に隣に座るイタリア人がいろいろと話しかけてくるのを体験すると、あー日本では僕たちは(私も含めて)オープンさが欠けているのかもな、と感じたりしました。


楽しい時間はあっという間に過ぎて、フィレンツェを後にしました。

今回は運動器カテーテル治療もほかの国でも普及されてきたことも感じられました。また、企業も熱心に興味を持ってくれています。

これからも安全に患者さんのために治療をしながらも、この治療を普及するために論文を書いたり学会発表をしたりと、今後も頑張ろうという気持ちをさらに深める機会となりました。


以上 奥野祐次
ヨーロッパでの学会発表 フィレンツェ

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